RASとは

Risk Assessment System(RAS)とは

患者の変化に「早期対応」し患者の安全を守るシステム

【RASシンボルマーク】
RASは西洋で始まったRRSを日本文化のなかにおける医療システムを表現するにあたり、みんなの安全を守る、平和を守るという意識のもと、皆を見守り、危険な状態を早くから発見する、火の用心の火消しのイメージからロゴに 纏い(まとい)のデザインが医療のシンボルマークの紋章と共にほどこしています。
上部の白頭鷲(ハクトウワシ)はアメリカ合衆国を代表する印章をデザインし、足はしっかりと大学を支え守り通す力を表現しています。それを取り囲むオリーブのデザインは、平和を意味し、実のある実績を残す願いが込められています。ちなみに鷲の胸にはハートのマークが施され強い意思と優しい心根をもって実行する意志の証であります。

【RASについて】
東京医科歯科大学附属病院では院内急変患者の予後改善を目指し、救急科と共同してRisk Assessment System(以下RAS)の運用を2017年3月から開始いたしました。
RASは一般にはRapid Response System(RRS)と称される院内急変対応システムで「患者に対する有害事象を軽減するための迅速な対応を要するバイタルサインの重大な増悪を含む急激な病態変化を覚知して対応するために策定された介入手段」です。
RASチームは集中治療部と救命救急センターの医師および看護師のコラボレーションにより構成されており、平日午前中に緩和病棟を除く全病棟を対象にRASチームによる病棟回診を行っています。

RASとは医療安全への貢献を果たしている取り組みです

RRT(Rapid Response Team)はバイタルサイン(呼吸数、心拍数、収縮期血圧、酸素飽和度、尿量、意識レベルの変化、何らかの懸念)の変動に基づいた起動基準を満足すれば起動されるが、我々は「呼吸数≧22回/分、収縮期血圧≦90mmHg、意識レベルの変化、懸念」を起動基準とし、単にRAS teamへの連絡を待つのではなく、平日は全病棟をRAS teamのメンバーが回診し、起動基準に該当する患者がいるかどうかを確認するといったユニークな方法で、患者の評価および治療、ICUへの移動の決定といった活動を積極的に行っています。運用開始半年の時点での昨年同時期との比較では病棟での心肺停止症例数の減少、ICU緊急入室患者数の増加傾向を認めており、システムが有効に機能していると思われる。また月1回コアメンバーによる会議で問題点の把握、システム改善を目指した定期的活動を行うことにより医療安全への貢献を果たしています。

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