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2024.11.06
第18回メタボロームシンポジウム@山形・鶴岡 参加報告と研究室メンバー募集
2024年10月23日から25日にかけて、山形県鶴岡市で開催された「第18回メタボロームシンポジウム」(https://mbtsuruoka.wixsite.com/mb2024)に参加し、当研究室からは内御堂助教が「重症COVID-19患者における代謝異常動態を解明する経時的メタボロミクス研究」という演題で発表を行いました。本演題は若手公募に採択され、口頭およびポスター発表の機会をいただき、多くの皆様から「血清検体を用いたメタボロミクスで多臓器不全のメカニズムをどのように評価するか」など活発なご質問をいただきました。シンポジウムに参加した皆様に、東京科学大学病院集中治療部における患者検体を用いたメタボローム研究の取り組みを知っていただけたことを嬉しく思います。また、懇親会を通じて多くの研究者との交流があり、今後の共同研究の可能性についても話し合う機会が得られました。ご指導、ご協力いただいた皆様、特に共同研究を進めているヒューマンメタボロームテクノロジーズの皆様に深く感謝申し上げます。
当集中治療部では、疾患バイオリソースセンターと共同運営する「クリティカルケアバイオバンク」を活用し、重症患者の検体を基にしたトランスレーショナルリサーチを強力に推進しています。また、東京科学大学M&Dデータサイエンスセンターとの共同により、バイオインフォマティクスの分野でも包括的な解析を行っています。メタボロミクスのみならず、scRNA-seq、RNA-seq、エピジェネティクス解析など多様なオミクス解析に取り組んでおり、データサイエンスやバイオインフォマティクスを駆使した先端的な研究環境が整っています。
東京科学大学病院集中治療部では、共に研究を推進する意欲ある学生や若手研究者を積極的に募集しています。最先端の医療とデータサイエンスが融合するこの研究環境で、臨床現場から得られるデータを活用し、未来の医療に貢献する研究を共に進めませんか?興味をお持ちの方は、ぜひ当研究室のウェブサイトからお問い合わせください。