概要(診療体制)
OUTLINE東京医科歯科大学集中治療部は、集中治療室専従の医師として、看護師、主治医、薬剤師、栄養士、理学療法士、臨床工学士、歯科医師と連携しながら運営しています。重症治療を行う中央診療部門として、高侵襲手術・ハイリスク手術の術後管理や、重症内科疾患管理を担当します。大学病院としての使命である「診療・研究・教育」の3つを基本としながら、世界標準の集中治療部門を目指し、日々努力しています。
当部の特色ある活動
ACTIVITIES多職種回診
医師、看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士、臨床工学技士などが、一人一人の患者さんのベッドサイドを回って、患者さんの様子をしっかりと診察することで、患者さんの症状や、その日一日の診療目標などの情報を共有することを目的としたチーム医療です。コロナ禍以降は、ベッドサイドと遠隔通信を組み合わせたハイブリッド回診を実施しています。
RASについて
東京医科歯科大学病院では、院内急変患者の予後改善を目指し、Risk Assessment System(以下RAS)の運用を2017年3月から開始しました。RASは一般的にRapid Response System(RRS)と称される院内急変対応システムで、患者に対する有害事象を軽減するために迅速な対応を要する、バイタルサインの増悪を含む急激な病態変化を覚知して対応するために策定された介入手段です。現在、RASチームは集中治療部の医師と看護師のコラボレーションにより構成されており、平日午前中に緩和病棟を除く全病棟を対象に、チームによる病棟回診を行っています。
診療実績
RESULTS2023年実績
ICU入室
1,411例
人工呼吸器
385例
IABP
14例
PCPS
17例
VV-ECMO
6例
間欠腎代替療法
42例
持続腎代替療法
39例
心停止蘇生後
25例
術後数
1,165例
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2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
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術後 | 590 | 662 | 930 | 947 | 1120 |
呼吸器 | 93 | 90 | 174 | 202 | 258 |
心血管 | 142 | 148 | 135 | 117 | 126 |
消化器・肝胆膵 | 66 | 87 | 273 | 286 | 350 |
神経系 | 191 | 216 | 230 | 234 | 240 |
その他 | 98 | 121 | 118 | 108 | 146 |
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2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
---|---|---|---|---|---|
内科的管理 | 181 | 184 | 185 | 209 | 211 |
敗血症 | 13 | 9 | 15 | 9 | 22 |
呼吸器 | 35 | 48 | 47 | 60 | 39 |
心血管 | 89 | 69 | 75 | 67 | 68 |
消化器 | 9 | 24 | 15 | 30 | 29 |
急性腎不全 | 7 | 17 | 25 | 40 | 35 |
心停止蘇生後 | 21 | 17 | 22 | 9 | 19 |
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2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
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治療内容 | |||||
人工呼吸器管理 | 363 | 421 | 282 | 206 | 280 |
HFNC | 48 | 74 | 45 | 42 | 48 |
NPPV | 36 | 29 | 19 | 10 | 25 |
IABP | 27 | 7 | 18 | 11 | 20 |
PCPS | 12 | 5 | 14 | 5 | 7 |
VVECMO | 1 | 2 | 4 | 5 | 4 |
持続腎代替療法 | 42 | 39 | 52 | 28 | 29 |